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目やにが大量に出る場合の原因と対処・治療法

医療法人瞳潤会 田村眼科
明石イメージ

目やにが大量に出る場合の原因と対処・治療法

目やにが大量に出る症状が現れた場合の原因とともに、対処法・治療法を解説します。
確かに目やには目に異常がないときにも出るものですが、大量に出たり、色や粘り気がいつもと違っている場合には病気の可能性も考えられます。
そこで今回は、目やにが出る原因や、大量に排出される際に疑われる疾患について解説していきます。

 

特に注意したい目やにが出る際の症状

目やにが出る際には、普段よりも色が濃く、粘り気の多い目やにが大量につく症状が現れるケースがあります。
加えて目やにとともに目の充血・異物感・かゆみなどを感じられることもあるでしょう。
あまりに大量に排出されると、目やににより視力の低下が起こり生活に支障をきたすことも考えられます。
目の疾患が隠されていることも多いので、色や粘り気が違う目やにが大量に出た場合は注意が必要です。

目やにが出る原因

目やにが出る原因は目の新陳代謝により、老廃物が目から排出されるためです。
古くなった目の細胞が老廃物として排出されることにより目やにが出ます。
しかし色が濃かったり、粘り気があったりする目やにが大量に排出される場合は、目に炎症が起きていることが考えられます。
少量の目やにであれば身体活動が正常に行われている証です。
しかしいつもと違う目やにが出た際には、目の異常を疑いましょう。

目やにがたくさん出る際の病気

いつもと違う目やにが大量に出る場合、次のような病気が原因である可能性が高くなります。
目やにが出る病気の中でも、比較的頻繁に見られる病気について説明します。

病気1:ものもらい

目やにが大量に出る原因疾患として、最も身近なのがものもらいです。
ものもらいは黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などに感染し、目に炎症が起こることで引き起こされます。
原因となるブドウ球菌は皮膚や髪など、わたしたちの身近に常に存在している細菌です。
しかし網膜に傷がついたり、体の抵抗力が落ちたりすると目に感染し炎症を起こします。
まぶたの腫れ・かゆみ・痛み・充血・異物感などを伴うことが特徴です。

病気2:ドライアイ

昨今はドライアイにより目やにの量が増えている患者さんも多く見受けられます。
パソコンのモニターやスマートフォンなどを長時間凝視することにより起きやすいドライアイ。
症状としては目の乾燥がよく知られていますが、人により目やにが大量に出る症状を訴えることもあります。
その他の症状は異物感や目の痛み・疲れ・かすみ・充血などが挙げられます。
凝視によりまばたきの回数が減ることや、ソフトコンタクトレンズによる涙の吸収、エアコンによる乾燥が主な原因です。

ドライアイの症状や治療方法などのより詳しい内容については、コチラの「ドライアイの原因・症状と治療方法のページをご覧ください。

病気3:急性結膜炎

急性結膜炎も目やにが大量に出る眼疾患として一般的です。
発症すると瞼の裏と目をつなぐ膜である結膜に炎症が起こり、目の充血や痛みが現れます。
ウイルスや細菌への感染が原因であることもありますが、アレルゲンへの接触やドライアイにより発症することも少なくありません。
ウイルス性結膜炎の場合は目やにの量が多くなるとともに、黄色っぽくなるのが特徴です。

病気4:流行性角結膜炎

流行性角結膜炎とは、いわゆる「はやり目」と呼ばれるもので、アデノウイルスによる感染によって引き起こされる結膜炎のことです。
感染力が強く、流行り目になった人が目を触ったあとに触れた物を間接的に別の人が触り、その手で目をこすることで、その人も高確率ではやり目を発症します。

病気5:角膜炎

角膜炎とは黒目部分に炎症が起こる病気です。
黒目を覆う角膜に真菌やアカントアメーバ、ヘルペスウイルスなどの病原菌が感染することにより発症します。
不潔な手でコンタクトレンズを装着したり、使い捨てコンタクトレンズを再使用したり、土埃が目に入ったときに病原体に触れやすいので注意しましょう。
目やにの症状は細菌性角膜炎や真菌性角膜炎で現れやすく、同時に強い痛みが感じられる傾向があります。
抵抗力が低下していたり、目に持病があったりする場合に感染しやすい病気です。

角膜炎をはじめとした黒目に関する病気については、「黒目が白い際に疑われる原因疾患と対処法・治療法」の記事でも詳しく説明しているので、是非参考にしてみてください。

病気6:涙道閉塞

本来は涙腺から分泌され鼻へと抜けていくはずの涙ですが、その涙の通り道が塞がることで涙が目に溜まり溢れてしまう状態を「涙道閉塞」と言います。
この涙道閉塞や、鼻涙管の狭窄によって目やにが溜まってしまうのです。

涙道閉塞については「涙腺が塞がることで発生する涙道閉塞の原因や症状、治療法 」の記事で詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

病気7:涙嚢炎

涙嚢炎とは、鼻への涙の流れが滞り、涙の通り道である涙嚢の中で菌が繁殖してしまい、その結果として炎症がおこる疾患です。
この疾患の特徴として、涙の分泌量や目やにの量が多くなるという点が挙げられます。

涙嚢炎は流涙症(なみだ目)の症状の1つです。詳しくはコチラの「流涙症(なみだ目)」記事で詳しく説明しています。

病気8:逆さまつげ

逆さまつげも目やにが大量に出やすい病気のひとつです。
本来であれば外側に向いているはずのまつげが、何らかの原因で内側に向き、まつげで眼球を傷つけてしまうのが逆さまつげです。
まつげによる傷で充血・痛み・目やに・まぶしさなどを感じる症状が現れます。
深刻な病気として扱われにくい面がありますが、眼球への傷が増えると潰瘍の発生や視力低下などの症状が現れかねません。
子供の逆さまつげは成長とともに改善されることがありますが、ご高齢の方の場合は手術などの治療が必要となることもあります。

病気9:上顎洞がん

一般的ではありませんが、上顎洞がんにより目やにが出やすくなることもあります。
上顎洞がんとは顎の骨の裏にある副鼻腔で発生するがんのことです。
副鼻腔炎の方で発症されやすく、がんが進行すると目やに・目の腫れ・複視・視力低下・眼球の飛び出しなどの症状が見られるようになります。
初期症状はほとんどないとされているので、目やになどの症状が現れた場合は進行した状態だと考えられます。

目やにが出る際の対処法・治療法

目やにが出る症状が見られる際の対処法と治療法は次のとおりです。

目やにが出た際の自宅でできる対処法

いつもと違う目やにが大量に出た際には、まずきれいに拭き取るようにしましょう。
色が濃かったり粘り気があったりする目やには、細菌やウイルスが関係している可能性があります。
清潔なガーゼや綿棒が良いですが、なければティッシュペーパーでも構いません。
目やにをきれいに拭き取って他のものに触れないように処分します。
処分した後はそのまま目を触ってしまわないように、手を石鹸できれいに洗って細菌・ウイルスを洗い流しましょう。
点眼薬を使う際には眼球やまつげに容器の先が触れないように注意します。
感染性がある疾患の可能性が否定できない時点では、家族や周囲の人へうつすことがないように、タオル等は使い分けるなど、なるべく接触を避けるようにしましょう。


いつもと違う目やにが出たけれど、その他の症状が見られない場合は、まず上記の手順で対処して様子を見て必要に応じて眼科で受診してください。

眼科での目やにへの治療法

眼科での目やにへの治療法は、症状や眼疾患の種類により変わります。
細菌やウイルスの感染が原因の目やにであれば、抗菌作用のある点眼薬や軟膏を処方して治療を行います。
ドライアイによる目やに治療でも点眼薬が用いられますが、ヒアルロン酸製剤やムチンなど、目の乾燥を予防する成分が含まれた点眼薬を用いるのが一般的です。
逆さまつげの場合は、不整なまつげを抜いたり、症状がひどいケースでは手術によってまつげの向きを改善させることもあります。
上顎洞がんでは切除手術や切除部分の再建・移植手術が基本の治療法です。 また通常のがんと同様に放射線治療や抗癌剤治療が併用されることも少なくありません。

目やにの異常が見られたら眼科を受診して

目やには通常でも出るものですが、異常と思われる症状がある場合は眼科の検診・診察を受けましょう。

 

当院では、高度な専門性を有する医療スタッフによる医療の提供を通じて、白内障を主体としつつ数多くの目の病気への治療に対応しております。
特に白内障の日帰り手術に注力しており、多焦点眼内レンズも豊富に取り扱っております。
その他硝子体、眼瞼下垂、涙道、緑内障等の治療についても日帰り手術が可能です。
また、明石市のみならず近隣地域(神戸市西区、神戸市垂水区、淡路市等)にお住まいの患者さんからも多くの治療のお問い合わせをいただいております。
目の病気にお悩みの方や、治療をご検討中の方はぜひ一度兵庫県明石市の田村眼科までご来院ください。