飛蚊症の5つの原因・症状と代表的な治療法 | 明石の田村眼科|日帰り白内障・硝子体・涙道再建・緑内障・眼瞼下垂手術

医療法人瞳潤会 田村眼科

飛蚊症

23EYE DISEASE

明石イメージ

飛蚊症とは?

飛蚊症とは、視野の中に浮遊物が見える症状です。

小さな黒い陰が動いているように見えることがあり、まるで蚊が飛んでいるかのように感じられるため飛蚊症と呼ばれています。

眼球を動かすと、黒い陰などのようなものも追従してきます。

 

加齢などが原因となり生理的に生じている場合、特に問題とならないケースもあります。

しかし、眼底疾患等の前駆病変である可能性があり、眼科検査を受けられることを強くおすすめします。

前駆病変としては例えば網膜剥離や眼底出血などがあり、その他にも一過性黒内障の場合は脳梗塞の前兆である可能性もあります。

以上のことから、視野の中に黒い陰や点が見られる場合は早めに眼科、もしくは脳神経外科へご相談ください。

飛蚊症の原因

原因は多岐に渡り、生理的な現象である場合もありますが、その他の疾患により引き起こされていることもあります。

原因1:加齢

生理的な原因に、加齢は大きく関係しています。

年齢が進むにつれて硝子体が変性し、網膜から離れることで症状が引き起こされます。

眼球の中には硝子体が詰まっていますが、硝子体は年齢により融解されたり萎縮したりして濁りが発生します。

硝子体に生じた濁りは、光により網膜に投影され、目の前に存在しないものが視界に入ってきたように感じられます。

高齢の方ほど加齢による飛蚊症を発症しやすいですが、若い人にしないわけではありません。

強い近視の方は生理的に発症しやすい傾向があります。

また、加齢に伴って後部硝子体剥離が起き、その結果として飛蚊症を発症することもあります。

原因2:先天性

稀に、先天的に飛蚊症である方もおられます。

原因は、硝子体の中にある血管の残存です。

胎児の頃の眼球形成過程では硝子体の中に血管があり、眼球が形成されるとともに消失するのが一般的です。

しかし、眼球が正常に形成されても血管の痕跡が残る場合があります。

加齢による生理的飛蚊症と同様に、痕跡が網膜に投影されることで黒い点・影などが見えます。

原因3:網膜剥離・網膜裂孔

網膜剥離・網膜裂孔などの疾患が原因となることもあります。

初期症状として、目の前には存在しない小さな物が視界に入ってくることがあり、この場合は早急に治療を始める必要があります。

網膜剥離とは、網膜から色素上皮が剥離する疾患のことです。網膜に穴が開いたり割けている状態は網膜裂孔と呼ばれます。

網膜剥離や網膜裂孔は、初期段階では軽度な症状しか現れません。

しかし、進行すると視野の欠損や視力低下が見られるようになり、最悪の場合は失明に繋がる危険性があります。

 

網膜剥離については、こちらの「網膜剥離の特徴的な症状や疑われる原因と治療法」の記事でも詳しく解説しております。

原因4:硝子体出血

硝子体出血も原因のひとつです。

出血により赤血球の影が網膜に投影されるため、飛蚊症が見られるようになります。

硝子体出血とは、その名の通り硝子体で出血が生じる疾患です。

網膜裂孔や糖尿病網膜症、網膜静脈閉鎖症など、様々な網膜の疾患によって出血が起こります。

硝子体出血で小さい黒い点が少数見られる場合、出血の量はそれほど多くない状態かも知れません。

しかし出血量が多くなると、血液により墨を流したような影が視野に現れたり、全体がほとんど見えなくなったりします。

原因5:ぶどう膜炎

ぶどう膜炎の初期にも、飛蚊症のような症状が見られます。

炎症により硝子体に濁りが現れ、小さなゴミや虫が目の前に浮いているような症状となる事が特徴的です。

また、同時期に目のかすみや眩しさなどが感じられることもあります。

 

ぶどう膜とは、眼球の周りに広がっている膜のことです。

ぶどう膜炎の原因は細菌感染や免疫異常とされていますが、原因不明のケースもあります。

何らかの原因でぶどう膜に炎症が生じ、飛蚊症などの症状が続いた後は、視力の低下や視界の歪みなどを自覚するようになります。

小さな黒い点・影などの数が増える場合は、特に注意が必要です。

飛蚊症の症状

症状は人によりさまざまです。

しかし、実際には存在しない浮遊物のようなものが見えるようになるという点で共通しています。

飛蚊症で見られる浮遊物

飛蚊症で視界にあらわれる黒い点・影などの特徴は人により異なりますが、主に次のような訴えがあります。

  【浮遊物の特徴】
  • ごまのような黒い点状のもの
  • 髪の毛のような細いもの
  • 輪になった煙のようなもの
  • 小さな水玉のようなもの
  • 小さな虫のようなもの
 

生理的もしくは先天的な発症では、黒い点・影などが見られること以外に症状は現れません。

もし同時に視野の欠損や眩しさなどが感じられるようなら、何らかの疾患が原因で飛蚊症が引き起こされていると考えられるでしょう。

飛蚊症における症状の現れ方

引き起こされる症状に関しては、その症状の出方に特徴があります。

まず症状が現れやすいのは明るい場所です。

空や白い壁などを見ると黒い点・影などが目立って見え、暗いところでは目立ちません。

硝子体の濁りが投影されたものなので、眼球運動とともに黒い点・影なども追従することが特徴です。

飛蚊症による副次的症状

飛蚊症ではストレスや集中力低下など、副次的な症状が感じられることがあります。

常に目の前に小さな虫のようなものが浮いていると、それだけで煩わしいものです。

黒い点・影などの存在によって無意識にストレスを感じていたり、集中力が低下していたりするケースは少なくありません。

飛蚊症の治療方法

飛蚊症と診断された場合の治療方法は主に4種類です。

治療1:経過観察

特に問題のないケースであれば、治療を行わず経過観察となる事があります。

例えば、重症度の低い生理的・先天的発症等においては、必ずしも治療を要するわけではありません。

眼科でしっかりと検査を行い、医師の説明を受けた上で患者さんが治療を希望されない場合は、定期検診や著変時にすぐ診察を受けてもらうようにして経過観察とする事も少なくありません。

治療2:硝子体手術

症状が強く、患者さんが治療を希望される場合等においては、硝子体手術を検討します。

硝子体手術とは、外科的に硝子体の濁りを除去する治療法です。

手術では眼球を小さく切開し、専用機器を挿入したうえで硝子体の濁り部分を切除します。切除した濁り部分は、吸引によって除去されます。

物理的に飛蚊症の原因となる濁りを除去するため、効果は認められやすい治療法です。

その他の疾患による飛蚊症が原疾患治療後に残った場合も、硝子体手術を施行することがあります。

 

硝子体手術の具体的な内容やメリット・デメリットについては、こちらの「硝子体手術の内容と注意点」のページをご覧ください。

治療3:原疾患ごとの治療

何らかの疾患が原因で飛蚊症が引き起こされている場合は、原疾患ごとの治療を実施することが最優先です。

その原因となる疾患の中には、緊急性の高いものも含まれます。

特に網膜剥離・網膜裂孔は進行すると失明する可能性もあるため、早急に治療を行わなければなりません。

原疾患ごとの主な治療法は次のとおりです。

  【原疾患ごとの治療法】
  • 網膜剥離・網膜裂孔:レーザーによる凝固・手術
  • 硝子体出血:経過観察・硝子体手術
  • ぶどう膜炎:ステロイド点眼・ステロイド注射・散瞳薬・免疫抑制薬
 

網膜裂孔のみの場合はレーザーによる凝固で網膜剥離を回避します。

もしすでに網膜剥離が起きている場合は、手術により網膜を復位させなければなりません。

一方、硝子体出血は自然に吸収される事を期待する事が出来ます。しかし、1ヶ月程度経っても出血の吸収が行われない場合は、硝子体手術が検討されます。

ぶどう膜炎においては、手術は実施せずステロイドの点眼・注射や薬物療法により回復を目指します。

まずは眼科に相談

飛蚊症とはどのような疾患か、原因や症状、治療法について紹介しました。

生理的・先天的飛蚊症では緊急性がない事もありますが、その他の疾患が潜んでいることも考えられるのでまずは速やかに眼科を受診し、詳しい検査を受けましょう。

 

当院では、高度な専門性を有する医療スタッフによる医療の提供を通じて、白内障を主体としつつ数多くの目の病気への治療に対応しております。

特に白内障の日帰り手術に注力しており、多焦点眼内レンズも豊富に取り扱っております。その他硝子体、眼瞼下垂、涙道、緑内障等の治療についても日帰り手術が可能です。

また、明石市のみならず近隣地域(神戸市西区、神戸市垂水区、淡路市等)にお住まいの患者さんからも多くの治療のお問い合わせをいただいております。

 

目の病気にお悩みの方や、治療をご検討中の方はぜひ一度兵庫県明石市の田村眼科までご来院ください。