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涙腺が塞がることで発生する涙道閉塞の原因や症状、治療法

医療法人瞳潤会 田村眼科

涙腺が塞がることで発生する涙道閉塞の原因や症状、治療法

涙道閉塞とは?

涙道閉塞とは、涙の通り道が閉じ、塞がれてしまう症状のことです。

目は、表面が乾かないように涙腺で涙が作られています。この涙は目頭部分にある涙点を通して排出され、涙小管、涙嚢、涙鼻管を通って鼻に抜けるのが正常です。しかし、この涙の通り道が何らかの理由によって塞がってしまうと、涙がうまく流れず、目から溢れてしまいます。

この病気は年齢が上がるほど、それに比例してリスクが高まるといわれています。もちろん、若い方でも全くリスクがないわけではありません。ただし、特に40歳以降になると急激にリスクが高まりますので、普段から自分の目のまわりの変化には敏感になり、もし少しでも異変を感じる場合は、病院で早めに相談するなど、気付けるようにしましょう。

また、一般的に男性よりも女性の方が発症しやすいと言われています。

 

常に涙目になっているからといって、必ずしも涙道閉塞とは限りません。例えば、逆さまつ毛などが目に刺さり、刺激を与えて涙が出るということも考えられます。他にも、涙点が白目の粘膜で塞がれる結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)によって涙が流れず、目が常に潤んだ状態になることもあります。

 

また、涙道閉塞はドライアイとも勘違いされやすい症状です。ドライアイといえば目が乾く症状なので、全く違うものと思われることがあります。

しかし、ドライアイはちょっとした刺激で反射的に涙が出て溢れやすくなります。そのため、涙道閉塞を疑って眼科を受診したところ、ドライアイと診断されるケースも多くあるので、自己判断を行わないようにしましょう。

 

こういった、その他のトラブルの可能性を確認するためにも診断が必要になります。

涙道閉塞の検査・診断

診断にはいくつかの方法があります。ここでは代表的な検査や診断をみていきましょう。

 

▶検査・診断1 通水検査

自分の目に発生しているのが涙道閉塞か判断するための診断においては、涙を流す涙点から生理食塩水を注入する通水検査が行われます。鼻まで生理食塩水が通れば涙の通り道に問題がないことがわかりますが、通らなかった場合は涙道閉塞です。

 

▶検査・診断2 涙道内視鏡検査

涙道内視鏡検査は、内視鏡を使った検査です。細い内視鏡を涙の通り道である涙点から挿入し、涙道の中がどのような状態になっているのかを調べます。それほど時間はかかりません。

涙道内視鏡検査は検査ではありますが、閉塞の状況によってはそのまま治療を開始することも可能です。

前述した通水検査では、涙点から鼻まで生理食塩水が流れるかどうかしか判断できません。それと比較すると、涙道内視鏡検査では、より詳細な情報が得られます。

 

▶検査・診断3 鼻内視鏡検査

鼻内視鏡検査では、柔らかいファイバーを鼻腔から入れることによって、鼻の中の状態を確認していきます。非常に細い検査装置であるため、痛みや違和感はほぼありません。

涙の通り道が閉塞する原因が鼻の中の病気と関係していることもあるため、そういった場合に原因特定につながりやすいです。治療を行ったあとの経過確認で使われることもあります。

 

▶検査・診断4 CTやMRI

鼻の中の病気や腫瘍が原因で涙の通り道が閉じた状態になっていることが疑われるケースでは、CTやMRIを用いた詳細検査が必要です。腫瘍が原因となっているケースは非常にまれです。

しかし、それ以外の原因が考えられないケースでは腫瘍の可能性を疑い、顔面のCT検査などを行うことがあります。

 

涙道閉塞の原因

具体的な原因はまだわかっていないことが多くあるのですが、感染症によるものや、加齢、緑内障点眼が関係している場合もあると言われています。

原因がはっきりしていない以上、予防するのは難しい病気ともいえます。

 

また、涙道閉塞だからといって完全に涙道がふさがっているとは限りません。例えば、少し涙道が狭くなっているために涙がたまりやすくなるなどの症状が現れることもあります。このような場合、それほど気にならないからといって放置してしまうようなケースも考えられます。

何が原因となっているのかについては専門的な知識を持った医師でなければ判断しにくいことが多いので、気になる場合は放置せずに専門家への相談も検討しましょう。

 

それから、小さうちから涙道閉塞が起こる場合、先天性であることも考えらえます。先天性の場合は大人になってから発生するものとは原因が異なります。もともと、生まれる前は涙の通り道の出口は開いていません。生まれるまでに開くことになるのですが、開かないままの状態で生まれ、先天性の涙道閉塞になることがあります。

 

このようにさまざまな原因がありますが、根本的な原因を解決しない限り再発するケースも多いため注意が必要です。

涙道閉塞の症状

この病気が発生すると、目に関するさまざまな症状が現れます。ここではそのうち代表的なものを取り上げて紹介していきます。

症状1.目が常に潤んでいる

作られた涙がとどまった状態になるため、目が常にうるんでしまいます。流涙(りゅうるい)とも呼ばれる症状で、これにより、ものがぼやけて見えたり、不快感を覚えたりすることが多いです。

泣いているわけでもないのに涙が溢れてくるのでぬぐわなければならず、ストレスにもなってしまいます。

症状2.眼脂

眼脂(がんし)とは、一般的に「目やに」と呼ばれているものです。目やにには目のゴミを目に溜め込まず、外に出す働きがあります。

健康な状態だったとしても生理現象として分泌されるものなのですが、涙道閉塞になると目やにが増えることがあります。目やにや涙が増えてメガネが汚れやすくなり、目のトラブルが発生していることに気づくことも多いです。

涙道閉塞以外に眼脂(目やに)が増える原因を知りたい方は、コチラの「目やにが大量に出る場合の原因と対処・治療法 」を参考にしてみてください。

症状3.目頭が赤く腫れる

涙が出るだけでなく、目頭の部分が赤く腫れることがあります。これは、涙嚢炎(るいのうえん)の症状です。涙嚢炎とは、涙の通り道の涙嚢部分で菌が繁殖し、炎症に繋がってしまう症状のことをいいます。

症状が悪化した場合、炎症がひどくなって赤く腫れ、痛みが発生することも多いです。場合によっては内服や注射の抗菌薬を全身投与しなければなりません。

 

また、慢性的な涙嚢炎になり、放置した場合は急性涙嚢炎に繋がることがあるほか、角膜潰瘍が起こり失明することもあります。できる限り症状が悪化しない段階で治療が必要です。

症状4.目の周囲の痛み

涙道閉塞になった場合、こぼれる涙が気になって頻繁に周囲を触ることから、皮膚が刺激を受けて痛みを感じることがあります。特に、手の甲などで乱暴に涙をぬぐうと皮膚が擦れてしまうので注意が必要です。

早急に治療を検討するのが最も効果的な対策ではありますが、涙をぬぐう際にはこすらないようにしてください。

涙道閉塞の治療法

症状が軽い場合は経過観察がおこなわれることもありますが、目薬や飲み薬などで治療することは基本的に難しいケースが多いです。

代表的な治療法としては、閉塞している部位の開通が挙げられます。

専用の器具で詰まっている部分を開通させて、その部分にチューブを留置する治療法が一般的です。症状の程度や、閉塞場所に合わせて最適な治療法が選択されます。

その他の治療法としては、涙嚢・鼻涙管と鼻腔を直接つなぎ、涙の通り道をつくる涙嚢鼻腔吻合術があります。

 

田村眼科が提供する涙道手術の詳細については、コチラの「涙道手術の内容と流れ・注意点」の記事で詳細を説明しておりますので、あわせて確認してみてください。

放置せずに治療がおすすめ

涙道閉塞について説明してきました。自然に良くなることもありますが、放置したことが原因で悪化してしまうケースも珍しくありません。自己判断で放置してしまうのではなく、専門的な検査が必要です。もし気になる自覚症状がある場合は、一度眼科で検診を受けましょう。

 

当院では、高度な専門性を有する医療スタッフによる医療の提供を通じて、白内障を主体としつつ数多くの目の病気への治療に対応しております。

特に白内障の日帰り手術に注力しており、多焦点眼内レンズも豊富に取り扱っております。その他硝子体、眼瞼下垂、涙道、緑内障等の治療についても日帰り手術が可能です。

また、明石市のみならず近隣地域(神戸市西区、神戸市垂水区、淡路市等)にお住まいの患者さんからも多くの治療のお問い合わせをいただいております。

 

目の病気にお悩みの方や、治療をご検討中の方はぜひ一度兵庫県明石市の田村眼科までご来院ください。