厚生労働省承認 多焦点後房レンズ(遠方~中間距離タイプ・焦点深度拡張型) | 明石の田村眼科|日帰り白内障・硝子体・涙道再建・緑内障・眼瞼下垂手術

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厚生労働省承認 多焦点後房レンズ(遠方~中間距離タイプ・焦点深度拡張型)

 今回は、昨年から当院でも取り扱うようになった多焦点後房レンズ(遠方~中間距離タイプ・焦点深度拡張型)についてお話したいと思います。

 

従来の2焦点(遠・近)タイプと比べると、遠方~中間距離の見え方がシームレスでより自然に近い見え方になっています。また、ハロー・グレア現象の低減、コントラスト感度の向上、さらに乱視矯正が可能になっている点も見逃せません。


特性を踏まえると、具体的にはパソコンでの作業、テレビや映画の鑑賞、カーナビを見ながらの運転、旅行先で景色を楽しむといった事を、なるべく眼鏡をかけずにしたいと望まれる方に喜ばれそうですね。一方で、近方は得意ではないため、例えば読書や編み物など、手元の距離で行う作業が多い方は眼鏡が必要になってきます。

本レンズは、これまで多焦点眼内レンズが弱いとされてきた部分に積極的に取り組んだ製品で、少なくとも患者さんの選択肢が増えたという点で喜ばしい事です。

当院では本レンズについて勉強会を実施しました。理解を深めたスタッフが丁寧にご案内します。多焦点眼内レンズに係る選定療養に対応する予定です。

何かご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。

 

(多焦点眼内レンズについての詳細はこちらをクリックしてご覧ください。選定療養については準備中です。)