こだわりの機器
4MEDICAL EQUIPMENTS
新しく導入された設備のご紹介
超広角走査型レーザー検眼鏡
散瞳することなしに、眼底の約80%の領域を非接触で撮影可能な装置です。
散瞳検査が患者さんの負担になる場合や、特に造影検査においてはその特性が十分に発揮され、黄斑も周辺部も同時に撮影が可能です。
2024年4月に発売開始された本機器は、これまで当院で使用していた機器(眼底の約70%をカバー)を性能面で上回り、より鮮明な画像が得られるようになりました。
ハンフリー自動視野計
視野検査計を更新しました。旧機種と比べて、精度を保持しつつ検査時間の短縮が可能になっています。視野検査が難しかったり、長く感じられていた方にも喜ばれています。また、従来のプログラムに加えて、前視野緑内障の検出に有効なプログラムを同時に測定出来るようになりました。
笑気(混合ガス)麻酔器
患者さんの手術時の不安や緊張等を軽減するために使用します。本機を用いた笑気吸入鎮静法は軽い鎮静・催眠作用と鎮痛作用を得られるもので、重要臓器への負担は僅かとされています(1)(2)。また、吸入中止後数分で効果が消失するため、日帰り手術後の帰宅が可能です。
グレア内蔵型コントラスト感度測定器
様々な空間周波数におけるコントラスト感度の検査が行えます。標準視力表では検出できない、微細な見え方の質を評価できます。白内障、緑内障、コンタクトレンズの性能などの評価にも有用です。
緑内障 半導体レーザー装置
緑内障レーザー治療の新たな選択肢。毛様体扁平部の平滑筋を照射する事により、房水排出の副経路である経ブドウ膜強膜流出路からの排出を促進し、眼圧コントロールを目指す治療を行います。
光干渉断層計 3次元眼底像撮影装置(SS-OCT)
OCT撮影の光源にSwept Sourceを用いる事により、硝子体から脈絡膜まで広範囲の病変を鮮明に、かつ短時間で撮影する事を可能としたOCTです。
前眼部OCTやOCT Angiographyの撮影も行えます。
加齢黄斑変性症等の疾患では、造影剤を使用せず本機器で検査を行う事で、患者さんの検査時における負担を軽減する事も可能になりました。
パターンスキャンレーザ光凝固装置
短時間で高出力のレーザ照射が可能になった光凝固装置です。治療時間の短縮によって、患者さんが感じる痛みを軽減する事を目指し導入しました。
網膜裂孔や糖尿病網膜症などの治療はもちろん、パターンスキャンによるレーザ繊維柱帯形成術では眼圧下降効果を得ることができるため、開放隅角緑内障の治療にも使用されます。
白内障・硝子体手術装置
白内障手術と無縫合での網膜硝子体手術を、一つの機械で切り替える事を可能にした手術装置です。
ウェーブフロントアナライザー
乱視の詳細な解析を行う機器で、主に白内障手術時に使用する眼内レンズの選定に使用されます。
術前・術後の見え方のシュミレーション機能も搭載され、「見にくい」原因の解析にも役立ちます。
プレ・ポストバキューム方式高圧蒸気減菌器
国際的な品質基準(欧州基準)に適合した滅菌器を採用しています。
安心して手術を受けていただくために、田村眼科では様々な感染症対策を実施しています。
田村眼科に設置されている機器のご紹介
白内障の手術に関する検査及び治療機器
・白内障、網膜硝子体手術装置
・光干渉断層計 3次元眼底像撮影装置(SS-OCT)
・角膜形状解析装置
・手術顕微鏡
・ウェブフロントアナライザー
・光学式生体測定装置
・眼軸長測定装置
・超音波計測・診断システム
・グレア内蔵型コントラスト感度測定器
・スペキュラーマイクロスコープ
・オゾン発生装置
・プレ・ポストバキューム方式高圧蒸気滅菌器
・小型包装品用高圧蒸気滅菌器
・カセットオートクレーブ
糖尿病網膜症や後発白内障などの治療機器
・パターンスキャンレーザ光凝固装置
・レーザー網膜光凝固装置 及び YAGレーザー
・緑内障 半導体レーザー装置
眼瞼下垂の治療機器
・CO2レーザー 炭酸ガスレーザー手術装置
その他
・笑気(混合ガス)麻酔器
・電子カルテ
・画像ファイリング装置
・屈折検査装置
・自動視野計
・ノンコンタクト自動圧計
・細隙燈顕微鏡
・動的視野測定装置
・螢光眼底造影検査装置
・ハンディレフラクトメーター
・ヘスチャートプロジェクター
・自動体外式除細動器
・ポータブルスリットランプ
・オートレンズメーター
文献
(1)西川俊昭:麻酔ガスはこれからどうなるか-笑気ガス- Medical Gases, 1998
(2)清水禮壽,粕田晴之:吸入麻酔薬,NEW麻酔科学,第2版,陳物修,花岡一雄編,東京,南江堂,1995,p49-58