外傷性白内障 | 明石の田村眼科|日帰り白内障・硝子体・涙道再建・緑内障・眼瞼下垂手術

外傷性白内障の概要・原因・症状から具体的な治療方法まで解説

医療法人瞳潤会 田村眼科

外傷性白内障

目の重大な病の一つである白内障は、一般的に加齢によるものが多く、高齢者によく見られます。

しかし年齢や体質に関係なく、外的なダメージによって突然、白内障を患ってしまう可能性も否めません。

 

そこで本記事では、外傷性の白内障で見られる兆候や症状、原因や手術の際の注意点などを解説します。

日常生活に大きな支障をきたしうる白内障に注意するため、ぜひ参考にしてください。

外傷性白内障とは

ここではまず、外傷性白内障がどのような疾患であるのか解説しますといった概要の解説をします。

概要

外傷性白内障とはその名の通り、外的な刺激・衝撃によって目の水晶体に傷がつき、水晶体が白く濁ってしまう疾患です。

水晶体は、毛様体とチン小帯と呼ばれる細い糸の協力を得ながら、厚みを変えて遠近調節を行い、ピントを合わせています。

外的なダメージにより、水晶体を固定するチン小帯が弱くなったり切れたりすると、水晶体は支えを失い、本来の位置からズレてしまいます。(水晶体亜脱臼)

 

また、外傷によって水晶体嚢に亀裂が入ったり、急速に過熱白内障になったりするリスクも高いです。

過熱白内障では、水晶体が白く濁るだけでなく硬くなり、極度の視力低下が見られます。

 

このように外傷性白内障は、失明の危険性も伴う疾患のため、迅速かつ慎重な治療が重要です。

外傷の種類

外傷性白内障を引き起こす外傷は、主に2つに分けられます。

 

▶鈍的外傷

鈍的外傷とは、眼球周囲に打撲などの鈍い衝撃を受けて、眼球周辺に障害を生じます。

例えば、球技スポーツ中にボールが当たったり、格闘技で顔面外傷を受けたり、衝突による打撃を受けたりなどが挙げられます。

このような鈍的外傷が水晶体の白濁を招くことがあります。

 

▶ 穿孔性外傷

穿孔性外傷とは、刃物や金属の破片など鋭利な物が直接眼球に当たり、角膜を貫通して水晶体を傷つけてしまうケースです。仕事中・作業中の不注意や、交通事故などでも起こり得ます。

眼外膜に開放創を生じる場合は、傷の縫合手術も必要です。

外傷性白内障の症状

外傷性白内障は、カメラレンズの役割を果たす水晶体が白く濁ることで、水晶体にしっかりと光が通りにくくなり、視力に悪影響を与えます。

そのため、外傷を被った後の主な自覚症状は、視力の低下です。

物が霞んだりぼやけたりして見にくくなったり、目の痛みや眩しさを感じたりします。

 

ただし、損傷箇所によっては症状が出るまで時間がかかり、気づきにくいケースもあります。

交通事故から数年後に症状があらわれる、遅発性の外傷性白内障も少なくありません。

外傷性白内障の原因

外傷性の白内障は、目への衝撃・ケガにより水晶体が傷つくことで発症します。

スポーツをする人や交通事故に遭った人に多く見られ、年齢や生活習慣は関係ありません。

ただし、チン小帯に細かい粉が蓄積しやすい体質の人や、他の疾患と関係してチン小帯が弱く、切れてしまう人もいます。

薬剤の副作用が関係するケースもあるため、原因は一概に言えません。

外傷性白内障の手術

視力検査・眼圧測定・眼底検査・細隙灯顕微鏡検査などを行い、白内障と診断された場合は、すぐに治療を始めましょう。

白内障の症状が軽い初期段階では、進行を遅らせる点眼薬の服用も検討されます。

しかし、白内障により悪くなった視力を回復させるためには、手術が不可欠です。

 

白内障の手術では、濁った水晶体を砕いて吸い取り、人工の眼内レンズを挿入します。

目薬による局部麻酔をして数分で終わり、身体への痛みや負担も少ないです。

ただし、人工の眼内レンズは設定したピント以外に合わせられないため、メガネが必要になることもあります。

 

人工の眼内レンズは、単焦点レンズと多焦点レンズの2種類です。

前者は1つの距離にピントを合わせ、見える範囲は限られるものの、視界の質は良いです。

後者は複数の距離にピントを合わせ、視界が少し曖昧なものの、手元から遠くまで広範囲が見えます。

 

ライフスタイルに合った眼内レンズを、医師と相談しながら決めることが大切です。

また、チン小帯が弱く、ほとんど切れている場合は、水晶体の支えがなくなるため、手術中に水晶体が眼底に落ちたり傾いたりする危険も予想されます。

その際は、落ちた水晶体と周囲の硝子体を除去しなくてはならず、眼内レンズも眼球壁に縫い付けて固定する必要があります。

外傷性白内障の後遺障害

重度の外傷性白内障の場合、術後でも視力障害や羞明などの後遺症が残る可能性があります。

視力の回復が不十分であったり、光に異常な眩しさを感じたりする状態です。

 

また、術後の合併症として細菌性眼内炎が挙げられます。

術創から細菌が入り、眼内で強い炎症を起こす疾患です。視力の更なる低下や最悪の場合失明にも繋がるため、早期の治療・再手術が不可欠です。

自分の目をダメージから守り、外傷性白内障を予防しよう

主な原因である眼球への衝撃を避けるため、スポーツ時や作業時には目の保護に十分配慮しましょう。

また、目への衝撃を受けてしまった後に違和感を感じるようでしたら、すぐに専門家に相談し、治療を始めてください。

 

当院では、高度な専門性を有する医療スタッフによる医療の提供を通じて、白内障を主体としつつ数多くの目の病気への治療に対応しております。

特に白内障の日帰り手術に注力しており、多焦点眼内レンズも豊富に取り扱っております。その他硝子体、眼瞼下垂、涙道、緑内障等の治療についても日帰り手術が可能です。

また、明石市のみならず近隣地域(神戸市西区、神戸市垂水区、淡路市等)にお住まいの患者さんからも多くの治療のお問い合わせをいただいております。

 

目の病気にお悩みの方や、治療をご検討中の方はぜひ一度兵庫県明石市の田村眼科までご来院ください。