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左右の目で見え方が違う際の原因や想定される病気の可能性と対処法

医療法人瞳潤会 田村眼科
明石イメージ

左右の目で見え方が違う際の原因や想定される病気の可能性と対処法

左右の目で見え方が違う場合は、白内障等の原因の他、黄斑と呼ばれる重要な部位が機能障害を起こしている可能性もあります。

 

そこで本記事では、左右の目で見え方が違う時の代表的な症状や、原因と疑われる病気・対処法などを解説します。

視界に違和感がある方や、物が見えづらいと感じる方は、ぜひ参考にしてください。

左右で見え方が違う際の症状

目の左右で見え方が異なる場合、発症時期や見え方の具体的な違いによって、考えられる原因や病気が様々です。

まずは、左右の目を片方ずつ隠しながら、それぞれの見え方をしっかり確認しましょう。

不同視

近視や遠視・乱視などの屈折異常により、左右の目に視力差がある状態を不同視といいます。

レンズの度数差が2D(ディオプトリー)以上あると、不同視と判断されるのが一般的です。

人間の目は、左右で見た情報を脳内で融合し、立体感や遠近感を把握しています。

不同視ではこの両眼視の機能が衰えてしまいます。

幼い子どものうちから不同視の症状がある場合、放置すると弱視になるリスクがあるため注意しなくてはなりません。

また、50歳以降で片目だけ近視が進む場合、白内障が原因のケースが多いです。

 

不同視は見え方に違和感がある上、目や他の心身の健康へも影響を及ぼします。

不同視を改善するためには、眼鏡やコンタクトレンズにより視力を矯正し、左右の見え方のバランスを取ることが重要です。

また、白内障が疑われる場合は、手術も検討します。

小視症・大視症・変視症

小視症・大視症とは、片方の目で見た対象物が実際のサイズより小さく、または大きく見える疾患です。

見え方は本人の相対評価によるため、左右のどちらに異常をきたしているかは、両目を検査しないと判断できません。

また、直線が歪んで見えたり文字が潰れて見えたりする状態を変視症と呼びます。

 

これらの視覚障害がある場合、目に入ってくる光を映す網膜の中心部である「黄斑」の病気が疑われます。

複視

左右の目で見え方が違う症状の例として、複視も挙げられます。

複視とは、物が重なって見える状態のことです。

片方の眼球の動きが悪化することで、両目の視線がズレた際に発症します。

 

眼球自体の異常の他に、眼球周辺の筋肉や運動神経の麻痺などが原因として考えられます。

脳神経に関わる重大な病気によって引き起こされている場合もあるため、早期の検査や治療が肝心です。

原因と疑われる病気

ここでは、左右の目で見え方が違う場合に疑わしい病気を見ていきましょう。

中心性漿液性脈絡網膜症

網膜外側に位置し、血管が豊富に集まる組織を脈絡膜と呼びます。

中心性漿液性脈絡網膜症とは、脈絡膜に一番近い網膜色素上皮の機能が滞り、脈絡膜から網膜に液成分が漏れ、黄斑に水分が溜まる疾患です。

網膜が盛り上がるため、視界が歪んだりかすんで見えたりします。

ストレスや喫煙が原因と考えられ、30~40代男性に発症しやすいです。

 

症状が重い場合は内服薬による治療やレーザー治療を行いますが、経過観察をしながら自然治癒を待つのが一般的です。

加齢黄斑変性

老化により、網膜中心部の黄斑に異常をきたす病気です。

 

加齢黄斑変性には「萎縮(ウエット)型」と「滲出(ドライ)型」の2種類があります。

前者は、黄斑の組織が萎縮することで視力に異常が発生します。

一般的に進行が遅く、深刻な視覚障害には至らない事が多いとされています。

後者では、脈絡膜から新生血管が発生し、黄斑に侵入します。

新生血管は脆いため、出血したり浮腫んだりして血液成分が黄斑に滲出し、中心部が見えにくくなったり、視界が歪んで見えたり(変視症)します。

 

加齢黄斑変性の原因は、老化や紫外線・喫煙・肥満・高血圧・緑黄色野菜の摂取不足などです。

止血薬や栄養サプリメントの内服治療から、レーザー光凝固治療、硝子体注射などの治療法があります。

加齢黄斑変性の症状や治療方法については、コチラの「加齢黄斑変性症の症状と治療方法・予防方法」のページをご覧ください。

黄斑円孔

黄斑の一部に、円孔ができる疾患です。

加齢とともに網膜から剥がれ落ちる硝子体が、網膜を引っ張ることで穴が開いてしまいます。

円孔部分は見えなくなったり、中心が歪んで見えたりします。

 

黄斑円孔は点眼や内服による治療効果がなく、改善には手術が欠かせません。

手術では内境界膜を剥がし、円孔を塞ぐために眼中にガスや空気、シリコンオイル等を注入して膨らませます。

ガスが円孔に当たるように術後しばらくの間はうつ伏せの安静状態を保つ必要があり、視力の戻りは緩徐です。

黄斑円孔の症状や治療方法については、コチラの「黄斑円孔の特徴的な症状や疑われる原因と治療法」のページをご覧ください。

黄斑前膜(黄斑上膜)

黄斑の上(前)に透明な膜が張ることで、視力に影響を及ぼす疾患です。

膜により黄斑の視細胞の配列が乱され変形されるため、物が通常より大きく見えたり、歪んで見えたりします。

硝子体の老化による収縮が主な原因で、中高年に発症しやすいです。

 

緊急性は低いものの徐々に症状が進行するため、気づいた段階で適切な治療を受けるべきです。

硝子体手術では、視力障害の原因である膜を取り除きます。

網膜前膜(黄斑上膜)の具体的な内容については、コチラの「網膜前膜の症状・原因と手術の方法」のページをご覧ください。

黄斑浮腫

黄斑に液体成分が溜まり、浮腫を起こし視力障害を招く疾患です。

糖尿病や糖尿病網膜症に合併したり、網膜静脈閉塞症に伴う眼底出血の時に、引き続いて発症したりするケースが多いです。

視力の低下や視界のかすみ・歪み(変視症)などの症状が現れます。

 

浮腫を改善するためにステロイド剤を眼内に注射する他、レーザー光凝固術や硝子体手術などの治療を行います。

対処法

目の左右で見え方が違うと感じたら、まずは目を十分に休ませて疲れを取り除いてください。

目の状態を落ち着かせた上で、どのような時にどのように見え方が異なるのかを確認しましょう。

 

目の異常の原因を自分で発見するのは難しいです。

また、それぞれの疾患には専門的な治療方法が存在します。

そのため、できる限り早く眼科を受診し、適切な治療を行いましょう。

早期受診・早期治療が大事

このページでは、左右で目の見え方が違う時の症状や疑わしい病気、対処法などを解説しました。

目の異常は年齢や性別に限らず発生し、適切なタイミングでの正しい治療が欠かせません。

見え方に違和感を抱いたら、早めに眼科を受診しましょう。

 

当院では、高度な専門性を有する医療スタッフによる医療の提供を通じて、白内障を主体としつつ数多くの目の病気への治療に対応しております。

特に白内障の日帰り手術に注力しており、多焦点眼内レンズも豊富に取り扱っております。その他硝子体、眼瞼下垂、涙道、緑内障等の治療についても日帰り手術が可能です。

また、明石市のみならず近隣地域(神戸市西区、神戸市垂水区、淡路市等)にお住まいの患者さんからも多くの治療のお問い合わせをいただいております。

目の病気にお悩みの方や、治療をご検討中の方はぜひ一度兵庫県明石市の田村眼科までご来院ください。