暗いと物が見にくい症状が現れた際の原因と対処法・治療法 | 明石の田村眼科|日帰り白内障・硝子体・涙道再建・緑内障・眼瞼下垂手術

暗いと物が見にくい症状が現れた際の原因と対処法・治療法

医療法人瞳潤会 田村眼科
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暗いと物が見にくい症状が現れた際の原因と対処法・治療法

暗いと物が見にくくなる症状が現れた場合の原因・対処法・治療法を解説します。
「暗いところで物が見えにくい」「いつもなら見える暗さで見えにくくなった」などの症状が現れると、夜盲症ではないかと不安になることでしょう。
特に長時間に渡りスマートフォンを使っている、食生活に気になるところがあるなど、思い当たる節があればなおさらではないでしょうか。
そこで今回は、暗所で視界が悪くなる症状が現れた際に、原因として想定される病気や、症状の対処法・治療法についてご紹介します。

 

暗いと物が見にくい際の症状

暗いと物が見にくい際の症状とは、夜間の外出に支障をきたす程度のものです。
本来であれば人間の目は周囲の明るさに順応するので、しばらくの間暗いところにいると、目が慣れてきて物が見えやすくなります。
しかし人によっては暗いところにしばらくいても、物が見にくい状態が改善されません。
暗いと物が見にくい状態が続く症状のことを「暗順応障害」や「夜盲症」と呼んでいます。
明るい場所では問題なく見えるのに暗いと見えない、夜間に街灯がないと物にぶつかるなどの症状が見られた場合、暗順応障害であると考えられるでしょう。

暗いと物が見にくくなる原因

想定される原因は、遺伝性の疾患、ビタミンAの欠乏、眼底疾患などです。
夜盲症には先天性と後天性があり、先天性の場合は遺伝性の疾患が原因となります。
先天性の夜盲症はさらに、幼児期から徐々に症状が進行する進行性と、幼児期に発症しても進行しない停在性の2つのタイプに分けられます。
後天性の場合はビタミンAの欠乏による影響や、網脈絡膜炎・眼球鉄錆症などの眼底疾患が原因である可能性が考えられるでしょう。
原因としては様々な要素が考えられるので、まずは眼科を受診し診断を受けることが必要です。

暗い時に物が見にくい場合に想定される病気

それでは暗いときに物が見にくい症状が現れる場合に、想定される病気について解説します。
あくまで参考となりますが、ご自身の症状と照らし合わせながらご覧ください。

病気1:網膜色素変性症

先天性の場合の代表的な疾患が網膜色素変性症です。
複数の遺伝子が原因となる遺伝性疾患で、網膜に異常があることから夜盲・視野狭窄・視力低下が起こります。
進行性の疾患ではありますが進行は緩やかであり、数十年単位での進行を見せるのが一般的です。
発症確率は4,000~8,000人に約1人と言われており、厚生労働省により難病指定をされています。
暗所で視界が悪くなる症状を完全に治療する方法は確立されておらず、ビタミンA製剤の処方や循環改善薬などによる対処療法が行われます。
近年、神戸アイセンター病院では網膜色素変性外来のほか、iPS細胞を用いた臨床研究、ロービジョンケア等が積極的に行われています。当院からも必要に応じて連携・紹介を行っています。

病気2:黄斑ジストロフィー(錐体杆体ジストロフィー等)

杆体錐体ジストロフィー・網膜黄斑ジストロフィーも難病指定をされています。 遺伝性の病気で進行するタイプの夜盲症です。
遺伝子の異常により目の機能に障害が現れて、暗いと物が見にくくなります。
両目に現れる夜盲症・視力低下・色覚異常・中心視野の異常などが代表的な症状です。
杆体錐体ジストロフィーでは周辺視野が狭くなる症状が現れることもあります。
現在のところ治療法は確立されておらず、進行すると著しい視力低下をきたすことがありますが、周辺視野が保たれることにより完全な失明に至ることはありません。

病気3:小口病

小口病も先天性の夜盲症で、小学校までに発見されることが多い病気です。
症状は暗所で視界が悪くなる症状のみであり、その他の症状は見られません。
視力が低下したり視野が狭窄したりすることもなく、色覚異常も見られないことがほとんどです。
網膜色素変性症や杆体錐体ジストロフィー・黄斑ジストロフィーのように進行することは通常なく、学童期から症状は一定を保ちます。

病気4:白点状眼底

白点状眼底も先天性の夜盲症であり、眼底に白い点が多く見られることが特徴的です。
夜盲症の症状が現れますが、完全に見えないわけではなく、暗順応の時間が一般的な人よりも長くなります。
多くの場合で暗順応には2~3時間が必要です。
症状は進行性ではありませんが、黄斑変性・杆体錐体ジストロフィー・黄斑ジストロフィーなどを合併すると視界に障害が起こります。

病気5:網脈絡膜炎

網脈絡膜炎とは、網膜や脈絡膜に炎症が生じて起こる病気です。
後天性の病気であり、サルコイドーシス・原田病・ベーチェット病などの全身疾患が原因となることも少なくありません。
目に原因がある場合は、細菌・真菌・ウイルスの眼球への感染が考えられます。
暗所で視界が悪くなる症状に加え、視力低下・かすみ・まぶしさ・飛蚊症などの症状が多く見られます。
基本的には暗いところで物が見えにくいという症状も含め、ステロイド点眼や免疫抑制剤で治療することがほとんどです。
しかし白内障や緑内障などの他疾患が併発された場合は手術により治療が行われます。

病気6:眼球鉄錆症

眼球鉄錆症は後天性の夜盲症で、「鉄」の物理的な障害により引き起こされます。
原因は目の中に鉄製の異物が侵入することです。 異物の侵入を放置すると鉄から発生したサビから遊離した鉄イオンが眼球内に染み出し、目の組織が障害を受けます。
症状は網膜色素変性症によく似ており、夜盲症・視野狭窄・視力障害などが代表的です。 治療をせずそのまま放置すると症状が進行し、失明に至るケースも多く見られます。
鉄製等の異物は目に入らないように留意し、予防出来る場合はゴーグル等の装用が強く推奨されます。
時間をおくほど、治療方法も高侵襲のものになりますので、違和感を感じたらただちに眼科を受診しましょう。

暗いと物が見にくい際の対処法・治療法

上記の症状への対処法は、まずは眼科でしっかりと検診を受けることです。
しかし先天的な原因で暗いところで物が見にくい場合は、確実に夜盲症を改善する治療法は現状存在しません。
ビタミンA製剤や循環改善薬を用いたり、遮光メガネで目に光が入らないようにする対処療法が一般的です。
夜盲症の方は光刺激に弱いため遮光メガネは効果的です。
遮光メガネにはその他、暗順応障害の症状を緩和する効果が期待できます。
後天的に暗いところで物が見えにくくなる症状が現れた場合は、全身疾患や目の中のサビが原因であることも考えられるのでそれぞれに対応する治療を行います。
いずれにしても眼科を受診して原因を突き止め、適切な治療を受けることが欠かせません。

暗いと物が見にくいと感じたらまずは検診を

夜盲症の原因はさまざまですので、まずは眼科で検診を受けて原因を知ることから始めましょう。

 

当院では、高度な専門性を有する医療スタッフによる医療の提供を通じて、白内障を主体としつつ数多くの目の病気への治療に対応しております。
特に白内障の日帰り手術に注力しており、多焦点眼内レンズも豊富に取り扱っております。
その他硝子体、眼瞼下垂、涙道、緑内障等の治療についても日帰り手術が可能です。
また、明石市のみならず近隣地域(神戸市西区、神戸市垂水区、淡路市等)にお住まいの患者さんからも多くの治療のお問い合わせをいただいております。
目の病気にお悩みの方や、治療をご検討中の方はぜひ一度兵庫県明石市の田村眼科までご来院ください。